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★キンシャサのホテル&レストラン情報は こちら から★
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(地図:クリックすると拡大します)

  概要
 
   昔はZAIRE(ザイール)と呼ばれた国だったが、現在は コンゴ民主共和国 。隣の国がコンゴ共和国で、 コンゴ川 (旧名ザイール川。アフリカ大陸第二の河で全長4350 km。支流の支流であるザンビアのシャンベージ川までふくめると4700km)一つをはさんで対峙している。キンシャサから上流の赤道州のムバンダカにて今度はウバンギ河が両国の国境を画している。
首都 キンシャサ の河岸からわずか4.5kmの距離で向こう岸のコンゴ共和国の首都ブラザビルに到達でき、またいつでも向こう岸を眺めることができる。向こう岸の国へ渡るには、一応ビザが必要。キンシャサのゴンべ地区から向こう岸への定期船が運航している。車ごと定期船に乗り込むことができる。向こう岸の国コンゴ共和国は旧フランス領。こちらのコンゴ民は旧ベルギー領
コンゴ河 キンシャサ ゴンベ地区より
隣国コンゴの首都ブラザビルを望む
 
  暑さはそれほど苦にならない
 
    南緯4度というところなので、ほぼ赤道の下。僕自身相当な暑さを覚悟してこの国へ来たが、暑さはそれほどでもない。モーリタニアのサハラ砂漠、アルジェリアのサハラ砂漠、どちらにも滞在したことがあるが、サハラの気候の方がはるかに暑い。サハラは日中摂氏50度になるが、この南緯4度というところのキンシャサは、雨期である10月から4月ぐらいまでは日中せいぜい34~35度までである。一応南半球なので、6、7、8月が冬季。この季節には日中では30度ぐらいになるが、夜になると25~26度ですごしやすい。日本の真夏の方がはるかに暑い。
ゴンベ地区の官庁街は緑豊かで、この緑の中にいると、ふと赤道直下であることを忘れてしまうほどである。 
ゴンベ地区:官庁街、高級住宅街、
有名会社等 6月30日大通りのある地区
 
  コンゴ民はフランス語の国
 
さてこちらの国コンゴ民はみなフランス語を流暢に話している。もちろん、小学校1年に入れば課目はすべてフランス語で授業がされる。国語のリンガラ語は週数時間の授業だけで、まるで外国語みたいである。リンガラ語はこのキンシャサ州の周辺で使われている言語で、現職の大統領は東部地方の出身なので、このリンガラ語が全然わからないという奇妙なことになっている。
今年11月28日に大統領選挙があるのだが、現職のカビラ大統領も、首都キンシャサでは自分でリンガラ語の選挙演説が行えず、人口一千万人を擁する首都での票を相当心配しているとのこと。



ところがフランス語は現職大統領も、また市場の売り子さんからその辺の町のアンちゃんから女中さんや運転手なども流暢なフランス語である。 
  治安はあまりよくない
 
街中によくたむろしているストリートチルドレン(仏名 enfants des rues) キンシャサでは通称シェゲ(shegues, chegues)までがフランス語を話す。この浮浪児たちには両親や家がなく、その数は2万人に上るといわれ、また犯罪の温床にもなっていて、コンゴ民当局を悩ませている。が、私の個人的な接触では、たとえば、中心街のスーパーマーケットの前などに車を駐車した時など、彼らシェゲが数人でやってきて、僕の車を駐車スペースに誘導してくれて、僕が少額のチップを彼らに手渡すと、彼らは本当にいい笑みを浮かべて「Merci beaucoup(ありがとう)」と言う。僕がスーパーから出てきてさよならを言うと、彼らもまた「Au Revoir(さようなら)」と感謝の意をこめてかのように言う。
しかしある大通りで見た光景は、彼らシェゲが、渋滞で停止していた車の運転台に飛び掛かり(運悪く車の窓が開いていた)、運転していた外人のポケットからケイタイ電話を盗み取って、一目散に逃げ走っているところであった。また新聞では、ある大通りを真夜中に歩いていた男が、彼らシェゲに襲われ、殺害されたと書かれてもいた。親なく家なくお金なく、彼らを見るとつらいものがこみ上げてくる。
ひったくり、かっぱらいが多く、日中でも、泥棒をした若者が、大急ぎで走って逃げているのを、月に二度三度見かけることがある。
夜間の外出は控えた方がよい。夜間10時ごろをすぎると、あちこちで警察の検問にでくわす。かならず小銭をせびられるので要注意。
  現地通貨と米ドルの両貨制
 
車を誘導してくれたシェゲや係りのおまわりさんに渡すチップは、現地通貨で100~200コンゴフラン(CF)。900CFが約1米ドル。200CFあれば、市内のどこでもパン1個が買える。マーガリン付きだと300CF。これ一つで昼食を済ます人が大勢いる。
この国は現地通貨コンゴフランと米ドルの両建てになっていて、どこでもどちらの通貨で支払いをしても可。多くの会社も、現地通貨あるいは米ドルのどちらかで給料を支払っている。レストランも買い物も床屋も、すべてのところが両通貨で支払われる。外国人用の床屋は15ドル~20ドル。現地人用の野外の道端の床屋はその十分の一。(ただし1ドル紙幣だけはどこでも嫌がる傾向があり、受取を拒否する雑貨屋さんなどもある。また米ドル紙幣が少しでも傷ついていたり破けていたりすると、これも受取り拒否の対象になるのでご用心。)
  現地人の月給

現地の人たちの月給はまちまちで、50米ドル/月~500米ドル/月である。
下の50米ドル/月は交通整理の警察官。上は国会議員の6000米ドル~7000米ドル/月というのもあるが、大体は女中さんなどが100米ドル~200米ドル/月。運転手さんが150米ドル~500米ドル/月ぐらいのところ。多くの勤め人もこの範疇に入るとみていい。首都の大手銀行や有名会社の中堅幹部クラスで2000米ドル/月というのもある。
最低保証の賃金は3ドル/日。これ以下で労働者や女中さんを雇うわけにはいかない。上記の警察官50ドル/月はこの最低ラインを下回り、違反になってしまうのだが、ここはコンゴ民、その辺のところに労働監督署は介入しない。これが普通の会社だと、すぐにでも労働監督署の監督官が会社へ飛んでくる。
この国で、外国人を雇うと、その外国人の出身地の最低賃金が適用される。たとえばベルギー国籍の人を雇うと、ベルギーの最低賃金を、雇用者は支払わねばならない。
    交通整理の警官。プワルー通りの近辺にて
  キンシャサの物価高
 
キンシャサ市内に大手スーパーマーケットが10軒ほどあるが、ヨーロッパの地方のスーパーと比べても遜色をみないほどの品ぞろえである。リンゴ1 kgで10ドル、ブドウ1kgでやはり10ドルぐらい。ワインやビールなどもヨーロッパ製のものが豊富である。値段もヨーロッパと比べて見劣りしないほどである。レストランも高級レストランが20軒ほどあるが、味も価格もヨーロッパ並みである。30ドル~100ドルぐらいのところ。
もちろん、国連関係機関や外国の公使館等で多くの外国人が住んでいるのでそれだけの購買層があり、またキンシャサ在の現地国会議員や有名会社の幹部層なども集中しており、物価の豊富さと高さを支えていると思われる。また現地人に言わせると、駐屯している国連軍の兵士たちが相当な数にのぼり、彼らも物価が高くても購買できるだけの給料をもらっており、彼らも物価高の一因であると。
    大手スーパーの一つで、外人に人気が高い
プルーズストアー

正面右手の黄色い建物。6月30日大通り
  豊かな人々と貧しき人々
 
また、ダイヤモンド、コバルト、銅に関しては地球上の埋蔵資源の相当な量を蔵しているといわれ、東部地域では金の埋蔵、ムブジメイ地域のダイヤモンド、ルブンバシ地域では銅、コバルト、ウランなどが豊富にあり、その他 錫、ニオベ、マンガン、鉛等が有名である。これら鉱山関係の外人、また外人パートナーの現地富裕層の厚さがあり、首都キンシャサの購買欲を支えていると思われる。(ちなみに、日本の広島、長崎に落とされた米国製の原爆は、このコンゴ民から採取されたウランで作られたと現地の日本大使館の書記官より聞いた)。

首都キンシャサのあるホテルでパーティー形式の音楽コンサートがあり、僕自身は出席しなかったが、観客として聞きに行った日本人同僚に聞くと、そのホテルのパーティーでは、1本150ドルもする高価なシャンペンが次から次へと惜しげもなく富裕層の現地人たちに開けられているのを見、驚いたという。
またキンシャサには数件カジノ(賭博場)があるが、その常連にはキンシャサの国会議員たちや現地政府の高官たちがいる。
  広大な面積

コンゴ民は周知のようにその面積はアフリカ第3位であった。第一はスーダンであったが、今年2011年7月スーダンは南スーダンが新たに独立国として、アフリカ54番目の国になった。新たな独立国は未だ国境の問題で面積が確定してないが、ひょっとしたらコンゴ民がアフリカ第2の面積を持つ国になるかもしれない。旧スーダンは2 505 813 km2、アルジェリアの2 381 741 km2, コンゴ民は 2 345 409 km2 (コンゴ民の面積は日本の6.2倍の面積、フランスの5倍)。

この広大な面積のコンゴ民はコンゴ川の出口のところでわずかに大西洋に面している。バナナ港(Port de Banana)があるが、港湾設備は無く、港として整備されているのは、このバナナ港からコンゴ川をさかのぼったボマ(Boma)とマタディ(Matadi)である。大西洋からマタディまでは200kmのコンゴ川を上らなければならない。首都キンシャサ向けの貨物もすべてマタディで荷卸しされ、首都キンシャサまで舗装された陸路(320km)で運ばれる。マタディ~キンシャサ間の河川交通は無い。マタディ市内には日本の援助で作られた有名なマタディ橋(Pont de Matadi)が架かっている。日本が360億円の巨費を投じて作った現代的なつり橋である。(瀬戸大橋のミニ版といったところ) 。この橋の記念公園が丘の上にあり、第二代大統領モブツの統治下だったので、そこには橋の完工を記念してモブツ大統領の文言を刻んだ石碑がある。ここからはマタディ港の全景が見渡され、またマタディ橋もその全長を見ることができ、絶好の写真スポットでもある。
ボマ~マタディ間はかなりの悪路で、貨物の運搬等には相当な時間を要するので、現在はほぼすべての貨物がマタデディ港で荷卸しされている。ただマタディ港も老朽化し、係留岸壁が数か所使用不可で、また浚渫船の故障等により航路河川を浚渫できないこともあり、貨物の荷卸しに渋滞をきたし、多くの船舶が近くのボマ港で待機する光景が見られる。

この広大な面積を持つコンゴ民もインフラ整備が進んでおらず悩みの種である。特に道路網は中国にその整備を依頼しており、キンシャサ市内の「6月30日大通り」や国会議事堂前の「勝利大通り」等を完成させている。また市内から空港へむかう「ルムンバ大通り」も中国人により現在建設中である。また地方を結ぶ道路網も中国人に依頼され、整備が始まっている。日本の道路網に関するプロジェクトはただ一つ、「プワルー大通り」12 kmが日本のODA案件で端緒についたばかりである。
     
   6月30日大通り。片道4車線 
中国のプロジェクトにより2010年完成。
なお、歩道部分は目下工事中
   プワルー(Poids lourds)通り
  政府

大統領を国家元首とし、その下に政府を統率する首相がいる。陣容は下記のようになっている。

首相
 − 副首相 2名
 (1名は内務治安大臣を兼任。もう1名は郵便電話電信大臣を兼任)
 − 各省大臣31名(つまり上記2名の省を含め、全部で33省あるということ)
 − 副大臣7名
 (7つの重要省に副大臣が置かれている。内務省、外務省、財務省、予算省、商業省、公共土木省、職業教育省)

議会
 - 上院(Senat)
 - 下院(Assemblee Nationale)

時々、公権省(Ministere de la Fonction Publique、日本の人事院に相当)の建物の前を通ることがある。目につくのは、多くの役人たちが仕事もしないでこの省の広場に数百名集まり、月給の遅延未払いのことを話し合っている光景である。時には、500メートルほど離れた首相府までデモ行進をすることもある。デモ行進そのものは、お役人だけあって静かに行進している。各官公庁の人事、採用、解雇、月給等はこの公権省が担当しているので、この省の前で集会を開くということになっている。
月給の遅延あるいは未払いは省庁の役人だけでなく、小学校、中学校の義務教育の公立学校教員にまでおよんでいる。各学校では、父兄会PTAが中心となり、先生方の生活費を集めているのが現状である。
     
  キンシャサ市内 下町の風景     手押しリアカーが多いので、これも渋滞のもと
  換金について
 
上記で述べたように、米ドルと現地通貨であるコンゴフランがどちらも通用している。1USD=900CF~950CF

ご注意ください!
*日本円はいかなる銀行でも両替不可。BCDC(コンゴ商業銀行)には、日本円の対ドル交換レートが掲示されているが、これは掲示のみで両替は不可。
上述のごとく、1米ドル紙幣は流通不可と考えた方がよい。(ただし高級レストランでは受け取っている)また2米ドル紙幣も流通不可。

*ユーロは両替可能。レストランやお店への直接支払いには使えない。

*コンゴ民へ入国の際は1万米ドルまで持ち込み可能。また出国の際も、1万米ドルまで持ち出し可能。(コンゴ民 外為規則による)(ただ僕個人としては1万米ドル以上の現金を持ち込んだことがあるが、空港内での所持金検査等は無く、スムーズに通過した覚えが数回ある。これがセネガルのダカール空港あたりだと、きっちりと所持外貨の申告が行われ、出入国の際にはチェックがはいるが、キンシャサ空港ではそういうことはない。)

とはいえ多くの現金を持ちいれるのは考え物。キンシャサ市内の市中銀行で簡単にドル口座を開設できる。たとえホテル滞在でも、最寄りの区役所へ出向き、滞在証明を発行してもらい、これを銀行に提示すれば口座を開ける。日本からの送金も簡単。お金が当地の銀行に入金すると、手数料は取られる。また現金で引き出すと手数料が別途かかることになっている。

*現地で現地通貨を今度は外貨(米ドル)に変えようとすると、それは条件付きになる。外国へ出ることを証明する何らかの書類、たとえばAIR-TICKETなどが必要になる。

(2011.9 フランス語通訳)

   
   
 
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